ESP32-S3を搭載したM5Stackの第3世代のCoreデバイス
先に発売されたM5Stack CoreS3からいくつかの機能を省きシンプルに構成された、ESP32-S3搭載のM5Stackの第3世代のCoreデバイスです。M5CoreS3と比較して、M5CoreS3 SEにはカメラ(GC0308)、照度/近接センサー(LCR-553ALS-WA)、6軸IMU(BMI270)、3軸地磁気コンパス(BMM150)が搭載されていません。また、DIN Baseを付属しておらず、バッテリーボトムは別売です。M5CoreS3 SEは、M5CoreS3のブラックグレーの数字とは異なるミディアムグレーの数字を使用し、ガラスパネルのタッチエリアはカメラ位置まで広がっています。
ESP32-S3は、240MHzで動作するデュアルコアXtensa LX7プロセッサを搭載し、16MBのフラッシュと8MBのPSRAMが内蔵されています。M5CoreS3 SEの前面には2.0インチの静電容量式タッチIPSスクリーンを搭載し、高強度ガラスパネルを採用しています。電源部はAXP2101パワーマネジメントICと4ウェイパワーフロー制御回路を採用し、低消費電力化を目指して設計されています。RTCチップ(BM8563)を備えており、正確なタイミングとスリープタイマのウェイクアップが可能です。音声出力用に16ビットI2SアンプのAW88298を使用し、音声入力にはオーディオデコードICのES7210を使用しています。側面に独立した電源ボタンとリセット(RST)ボタンがあり、遅延回路が組み込まれています。リセットボタンを長押しすると、プログラムのダウンロードモードになります。プログラムは、USB-Cインターフェースを介してダウンロードできます。
●特長
・ESP32S3を搭載し16MBのフラッシュメモリ、8MBのPSRAM(疑似SRAM)、2.4 GHz Wi-Fiを利用可能
・スピーカ、デュアルマイク搭載
・静電容量式タッチスクリーン搭載(高強度ガラスパネルで画面保護)
・OTG(On-The-Go)、CDC(Communications Device Class)機能を利用可能
・外部USBデバイスの利用や本体ファームウェア書き換えが可能
・micro SD(TFカード)スロット搭載
・電源管理IC AXP2101で低消費電力設計
・1セルのリチウムイオン電池(別売)で持ち歩き可能
・Arduino、UIFlowによる開発が可能
●仕様
ESP32S3 |
デュアルコア Xtensa LX7(最高240MHz駆動) 2.4GHz Wi-Fi(アンテナはケース内に内蔵) OTG、CDC機能対応 |
フラッシュメモリ |
16MB |
PSRAM(疑似SRAM) |
8MB |
RTC(リアルタイムクロック)IC |
BM8563 |
ディスプレイ |
2.0インチIPS液晶(解像度:320×240) 静電容量式タッチパネル |
オーディオ |
アンプ:AW88298(1W 16ビット I2Sパワーアンプ) 1Wスピーカー オーディオデコーダ:ES7210(デュアルマイク入力) |
電源管理IC |
AXP2101 |
Groveコネクタ最大出力(バッテリ駆動) |
DC4.2V/940mA |
Groveコネクタ最大出力(USB駆動) |
DC5V/680mA |
消費電力(バッテリー駆動時) |
スタンバイモード:DC4.2V/104.64μA 通常動作時:DC4.2V/109.67mA |
消費電力(USB電源供給) |
通常動作時:DC5V/166.27mA |
インターフェース |
1×USB Type-Cポート(OTG/CDCサポート) 1×Groveポート(I2C) 1×micro SDカード(TFカード)スロット(最大16GBまで対応) 2×プッシュスイッチ 1×M-BUS |
サイズ |
54×54×15.5mm |
重量 |
38.4g |